文章読本さん江

斎藤 美奈子

「文章読本」はどうしてこうも書かれつづけているのか? このジャンル百年の歴史の歩みにズバズバと踏み込み、容赦なくやさしい蹴りを入れる新世紀××批評宣言!

文章読本さん江
  • シリーズ:単行本
  • 1,870円(税込)
  • Cコード:0080
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2002/02/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:272
  • ISBN:4-480-81437-X
  • JANコード:9784480814371
斎藤 美奈子
斎藤 美奈子

サイトウ ミナコ

1956年新潟生まれ。文芸評論家。94年、『妊娠小説』(筑摩書房/ちくま文庫)でデビュー。文芸評論、社会評論、書評などを幅広く執筆。2002年、『文章読本さん江』(筑摩書房/ちくま文庫)で第1回小林秀雄賞受賞。他の著書に『読者は躍る』『モダンガール論』『文学的商品学』『誤読日記』『それってどうなの主義』(以上、文春文庫)、『紅一点論』『趣味は読書。』(ちくま文庫)、『物は言いよう』(平凡社)、『冠婚葬祭のひみつ』(岩波新書)、『たまには、時事ネタ』『ふたたび、時事ネタ』(中央公論新社)、『月夜にランタン』 (筑摩書房)など。

この本の内容

そうそうたる書き手たちがわれこそはと名告りをあげ手を染める…いったいぜんたい「文章読本」はなぜこうも書かれつづけるのか?圧倒的に男のディスクールでもあったこのジャンル百年の歴史の歩みにズバズバと踏み込み、殿方、ごめんあそはせとばかりに、容赦なく、やさしい蹴りを入れる新世紀××批評宣言。

この本の目次

1 サムライの帝国(書く人の論理―文章読本というジャンル
静かな抗争―定番の文章読本を読む)
2 文章作法の陰謀(正論の迷宮―文章読本の内容
階層を生む装置―文章読本の形式
修行の場―文章読本の読者)
3 作文教育の暴走(形式主義の時代―明治の作文教育
個性化への道―戦前の綴り方教育
豊かさの中で―戦後の作文教育)
4 下々の逆襲(スタイルの変容―文章読本の沿革
様々なる衣装―文章読本の行方)

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