ヘルシンキ 生活の練習

朴 沙羅

「私たち女性は、すべてを手に入れたいのです」二人の小さな子どもと移住した社会学者による、おもしろくてためになる、フィンランドからの現地レポート。

ヘルシンキ 生活の練習
  • シリーズ:単行本
  • 1,980円(税込)
  • Cコード:0095
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2021/11/12
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-81562-0
  • JANコード:9784480815620
朴 沙羅
朴 沙羅

パク サラ

1984年生まれ。専攻は歴史社会学。立命館大学国際関係学部准教授を経て神戸大学大学院国際文化学研究科講師。単著に『外国人をつくりだす――戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』(ナカニシヤ出版)、編著に『最強の社会調査入門』(ナカニシヤ出版)、訳書にポルテッリ『オーラルヒストリーとは何か』(水声社)。

この本の内容

二人の子どもと海を渡った社会学者に取る現地レポート。

この本の目次

1 未知の旅へ―ヘルシンキ到着
2 VIP待遇―非常事態宣言下の生活と保育園
3 畑の真ん中―保育園での教育・その1
4 技術の問題―保育園での教育・その2
5 母親をする―子育て支援と母性
6 「いい学校」―小学校の入学手続き
7 チャイコフスキーと博物館―日本とフィンランドの戦争認識
8 ロシア人―移民・移住とフィンランド

読者の感想

2022.6.02 かおり

子育て中の母親として、目から鱗が落ちました。


私は同年代の専門職ですが、子育て中であるということで自分の可能性を過小評価していたかもしれない、今からでも新しいことに挑戦するのに遅くはない、と勇気を貰えました。

また、なかなか自分では体験できないフィンランドの子育てからたくさんのヒントも貰えました。
言うことを聞いてくれない我が子には、まだ技術が足りないのね、と客観的に思えるようになりました。

2021.12.11 なっちゃん

日本で生きる若い女性として、勇気をもらった本でした。地方出身で自分の家だけ教育熱心だったから、進学校の高校に行けてそのまま東京の有名大に進みましたが、その自分の裏には親、祖父母、さらに上の先祖の思いや努力があったこと、それを忘れてはいけないことを凄く実感させられて涙が止まりませんでした。また、社会学を専攻しているため、女性文系研究者としての生き方としてロールモデルが出来ました。

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