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内容紹介
「おっさん=古いもの、いまの社会の悪しき土台を作ったもの」と否定的に捉えられがちな今日この頃。ではいま、「おっさん」はどこへ行くべきなのか? 映画やドラマ、ポップスターなど国内外のカルチャーを中心に、時代に合わせて生まれつつある「あたらしいおっさん=ニュー・ダッド」たちの姿を、ゲイであり、おっさん好きの著者ならではの視点で見つめながら、これからの「父性」「男性性」を軽やかに考えるエッセイ。
目次
1 キュートなダッドたち(いま、たるんだお腹が熱い(『ストレンジャー・シングス』)
呪いを断ち切る魔法は「楽しむこと」―
変わりゆく「古き良きもの」(『カーマイン・ストリート・ギター』) ほか)
2 あらゆる立場をこえて(ゲイがダッドになるのに必要なもの(『キッド―僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか』)
マイノリティの味方をする体育会系(ベン・コーエン)
女性たちから少年が学び育つ物語(『20センチュリー・ウーマン』) ほか)
3 成熟の先にある優しさ(「ダッド恋愛ゲーム」に男性同士のケアを学ぶ(『Dream Daddy』)
生きることを肯定するユーモアと想像力(ウェイン・コイン/エトガル/ケレット)
「男らしさ」も「男らしくなさ」も豊かに共存しうるもの(ボン・イヴェール))
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