近代人の誕生 ─フランス民衆社会と習俗の文明化

ロベ−ル・ミュシャンブレッド 著 , 石井 洋二郎 翻訳

粗暴にふるまい、淫蕩にふけり、神を罵っていた男や女たちが、いつ、どのようにしてヨーロッパ近代人に変貌してしまったのか? アナール派新世代の代表作。

近代人の誕生 ─フランス民衆社会と習俗の文明化
  • シリーズ:単行本
  • 6,380円(税込)
  • Cコード:1022
  • 整理番号:
  • 刊行日: 1992/09/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:584
  • ISBN:4-480-85622-6
  • JANコード:9784480856227

この本の内容

近代人とはいったい何者なのか?居酒屋「毛深い穴」亭で大酒喰らい、「陽気な物質」をまき散らし、淫蕩にふけり、神を罵っていた男や女たちが、いつ、どうして、どのようにして、ヨーロッパ近代人に変貌してしまったのか?中世の終りから大革命までの間にいったい何が起きたのか?フランス人および他の西欧人たちに刻印をしるした、この強烈な“習俗の文明化”の過程を精緻に跡づけ、ブリリアントに描きだす、フランス期待の歴史学者による社会史の大作。

この本の目次

第1章 乱暴な者、不潔な者、性悪な者、総登場!(十五・十六世紀)
第2章 仲介者の時代(十六世紀)
第3章 近代人の有罪化(十六〜十八世紀)
第4章 身体の秩序
第5章 父親から息子へ
第6章 嗜好、嫌悪、対照―十七世紀・十八世紀の集合的感性
結論 近代性について

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