女子の古本屋
これが私の古本屋です
いま古本屋が面白い。ネット、ギャラリー、カフェをかねたり、独自の品そろえで注目を集めている女性店主たち。その素顔と開業までのストーリーを紹介する。
ネット、カフェ、ギャラリー、雑貨、イベントなど、好きを仕事にした個性派13人の女性店主たち。開業へのヒントがいっぱい。
古本界の常識をくつがえした―古書日月堂・佐藤真砂さん
女性だけで店をまかされて―八重洲古書館・渡辺明子さん
オンナコドモの本をネットで―海月書林・市川慎子さん
メニューも本格派の古書カフェ―火星の庭・前野久美子さん
古本と和雑貨が並ぶ―旅猫雑貨店・金子佳代子さん
絵本と古本とギャラリーと―ブックギャラリーポポタム・大林えり子さん
鉱石標本と愛猫にかこまれて―蟲文庫・田中美穂さん
若者もお年寄りも気軽に―トンカ書店・頓花恵さん
四百字程度の解説をそえてネット上に―古本海ねこ・場生松友子さん
新感覚のデザインワークで―興居島屋・尾崎澄子さん
豆本、限定本、美しい本を売る―呂古書房・西尾浩子さん
同時代を生きた映画たちと―石田書房・石田由美子さん
父子二代で地元に根ざす―山猫館書房・水野真由美さん
2008.9.10
タイトルにある古本に魅かれたのではなく、女性の生き方や仕事に対する関わりという視点に興味がありました。起業よりも、もっとゆるやかな関わりに着目し、各店主が実際に店を開くまでのプロセスに感じ入りました。
自身の「本好き」や心に芽生えている情熱の灯などが徐々に開店に向けて歩み進んでいく様子や、苦労しながらも「楽しい」という感情に物語をみました。「火星の庭」の前野さんの話は何度も読み返しました。皆さん自分を生きている。素晴らしい女性たちの紹介だと思いました。
そして、この中から読んでみたい本を見つけました。
2008.4.09 さかゑ
古本屋さんで働きたかった
子供の頃の娯楽といえば、家族で新開地(その頃、三宮よりもにぎやかだった)へ行き、映画を観て、中華料理を食べ、そして帰りに古本屋さんで本を買ってもらうことだった。狭い空間に、天井まで埋まった本の山。どれにしようかと、アレコレと本を手にとり、湿っ気たようなインクの匂いをかいだ。1冊しか買ってもらえないので迷いに迷うのだった。岩波少年少女文学全集やらヘレン・ケラーなどの伝記やら、それでも、1冊ずつ私の本は増えていった。
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