筑摩書房 それからの四十年 1970−2010

永江 朗

主人公、それは「再生」。

一九七八年七月一二日、筑摩書房は倒産した。新しいメディアを模索しながら、文庫・新書を創刊。営業と物流も変革し、再建をめざす必死のドラマの四十年。

筑摩書房 それからの四十年 1970−2010
  • シリーズ:
  • 定価:本体1,800円+税
  • Cコード:0300
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2011/03/14
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-01517-4
  • JANコード:9784480015174
永江 朗
永江 朗

ナガエ アキラ

1958年5月9日北海道生まれ。法政大学文学部哲学科卒。約7年間、書籍の輸入販売会社に勤めたのち、フリーのライターに。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜する。ライフワークは書店のルポルタージュ。著書に『菊地君の本屋』(アルメディア)、『不良のための読書術』(ちくま文庫)、『書いて稼ぐ技術』(平凡社新書)、『聞き上手は一日にしてならず』(新潮文庫)、『本の現場』(ポット出版)などがある。

この本の内容

創業者古田晁の急逝から5年後の1978(昭和53)年7月12日、筑摩書房は会社更生法を申請、事実上倒産した。去るも地獄、残るも地獄。再建への模索は、はたして功を奏するのか。重厚長大な文学全集からペーパーバック(文庫・新書)の創刊へと舵を切り、営業と物流の大改革を断行しつつ、生き残りをかける。永江朗が描ききる、必死のドラマの40年。

この本の目次

序章 一九六〇年代、たしかに企画は広がった
第1章 漫画全集の毀誉褒貶―「現代漫画」
第2章 子どもの心の起爆剤に―「ちくま少年図書館」
第3章 ここは出版社ではなかったのか?―「ビデオ版 現代臨床医学大系」
第4章 パリからの贈り物―「現代版画」「世界版画大系」から「江戸時代図誌」へ
第5章 古田晁逝く
第6章 思想が現実だったころ―『展望』の一九七〇年代
第7章 『事故のてんまつ』のてんまつ
第8章 筑摩書房のいちばん暑い夏―7・12 会社更生法申請
第9章 去るも地獄、残るも地獄―11・15 更生開始決定まで
第10章 すべてはここから始まった―「更生計画案」認可
第11章 プロジェクトNと読者志向―「ちくまセミナー」から
第12章 ペーパーバックの大海へ―「ちくま文庫」と「ちくま文学の森」
第13章 人文書の星座をつくる―「ちくま学芸文庫」
第14章 悲願、書き下ろしの定期刊行―「ちくま新書」
第15章 書籍だけでやっていく「覚悟」―『頓智』の失敗から
第16章 二つのミリオン―『金持ち父さん 貧乏父さん』と『思考の整理学』
第17章 次世代の読者を育てる―国語教科書とその周辺
第18章 機能している

読者の感想

2011.5.26 前期高齢者

筑摩倒産時の出版物は「40年」の著者の言われた如く「紙型再版」でこれ以前出版した本と同じだと想ったのが多く「筑摩を
救え」との新聞記事が虚しかった。その原因は人件費の高騰が

主因だと想っていたがメディアミックスとは分からなかった。
経済学全集、など倒産前夜は意図が貫けず、読者を見据えず社
の内側しか見ないため刊行途中の挫折が多かったと記憶する。倒産のニュースを読んで納得したの思い出した。
 
40年が経ち、原因も明確になったところで、何を今後の主軸に
するか熟考されていると想うがくれぐれも倒産前夜の読者を忘れた内向きの考えだけで事業展開はしないでと願う。

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