不思議の町 根津 ─ひっそりした都市空間

森 まゆみ

一本の小路を入ると表通りとはうって変って不思議な空間を見せる根津。江戸から明治期への名残りを留める町の姿と歴史を描く。
【解説: 松山巖 】

不思議の町 根津 ─ひっそりした都市空間
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 792円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:も-11-2
  • 刊行日: 1997/05/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:4-480-03267-3
  • JANコード:9784480032676
森 まゆみ
森 まゆみ

モリ マユミ

一九五四年東京生まれ。八四年「谷中・根津・千駄木」創刊。地域史研究、文化財保存に尽力し、各新聞書評委員、文化庁文化審議会委員など歴任。日本ナショナルトラスト理事。近著に『千駄木の漱石』(ちくま文庫)、『子規の音』(新潮社)、『暗い時代の人々』(亜紀書房)、『「青鞜」の冒険――女が集まって雑誌をつくるということ』(集英社文庫)、『環境と経済がまわる、森の国ドイツ』(晶文社)など多数。

この本の内容

根津は不思議の町である。一本小路を入ってみると、今もひっそりした別世界が広がる。コンクリのゴミ箱、防火用水の石槽、金だらい、竹ぼうき…。時が止まってしまったかのような一空間。町を歩き、人に聞き、ていねいにすくいあげた下町の人々の暮らしと歴史。

この本の目次

1 藍染川が流れていた
2 根津権現社の成立
3 根津遊廓秘話
4 団子坂菊人形
5 藍染大通りの人々
6 谷底の文化人たち
7 根津の暮し―明治・大正
8 根津万華鏡

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