戦争と平和の国際政治
元外交官の著者が、国際政治がどんな原理で動いているのか、その本質を探り、ウクライナ後のこと、中国の動き、日本も含め予想されるホットスポットに迫る。
世界は「一〇〇年に一度の大変局」(習近平国家主席)の時代に突入した。長年外交の第一線に携わり、その後東京大学で教鞭をとった著者が、実務と理論の両面から国際政治の本質を明らかにし、その上で日本周辺の危機を読み解き、ウクライナ戦争の意味と国際秩序の変動を論じる。米中対立で不透明感を増す日本の平和と繁栄をどう維持して行くか、国家生存の課題を問い直す。
序章 ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃
第1章 国際政治の座標軸―パワー・利益・バランス
第2章 カギを握る戦略とインテリジェンス
第3章 日本を取り巻く危機―尖閣諸島、南シナ海、台湾海峡、朝鮮半島
第4章 プーチンの戦争
第5章 国際秩序の変容
終章 危機の行方
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