妻に稼がれる夫のジレンマ ─共働き夫婦の性別役割意識をめぐって

小西 一禎

妻を支えるため、仕事を離れ主夫となった夫たち。収入も社会的地位も不安定になった彼らの心の内は――。12人のインタビューから見る葛藤と新時代のキャリア。

妻に稼がれる夫のジレンマ ─共働き夫婦の性別役割意識をめぐって
  • シリーズ:ちくま新書
  • 990円(税込)
  • Cコード:0236
  • 整理番号:1773
  • 刊行日: 2024/01/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-07605-2
  • JANコード:9784480076052
小西 一禎
小西 一禎

コニシ カズヨシ

小西 一禎(こにし・かずよし):1972年生まれ、埼玉県行田市出身。ジャーナリスト・作家。慶應義塾大学卒業後、共同通信社に入社。政治部で首相官邸や外務省などを担当し、2017年に妻のアメリカ赴任に伴い会社の休職制度を男性で初めて取得、妻・二児と渡米した。在米中に退社。元コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。在米時から、駐在員の夫「駐夫」として各メディアに寄稿する他、「世界に広がる駐夫・主夫友の会」代表を務める。専門はキャリア形成やジェンダー、団塊ジュニアなど。著書に『猪木道』(河出書房新社)がある。

この本の内容

共働きが一般化し、女性の社会進出が進んだ現在、妻のキャリアを優先する家族が現れ始めた。バリバリ稼ぐ妻を支えるため、仕事を離れて主夫となり、子育てをメインで担う夫たち。収入が下がり、社会的な立場が不安定になったとき、彼らの胸の内に去来するものとは―。駐在員の夫として海外で暮らす「駐夫(ちゅうおっと)」と、キャリアを重ねる妻を持つ夫たち一二人にインタビュー。稼ぐ力と男らしさを巡る葛藤と、自らの決断を活かして新たなキャリアを切り開く新時代の夫の姿が見えてくる。

この本の目次

第1章 令和の潮流、海外で妻を支える駐夫
第2章 キャリア中断の実態
第3章 葛藤の末、駐夫に転じる
第4章 帰国を見据え、新たなキャリアへ
第5章 妻に収入で負けたとき
第6章 男性は何と戦うべきか
第7章 夫も妻も活躍する社会をつくるには

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