トルコから世界を見る ─ちがう国の人と生きるには?
西洋と東洋、どうしたら二つの文化の融合が可能かを考え続けてきた国・トルコ。トルコの考え方を通して、異文化理解やグローバルとはどういうことかを考える。
環境や貧困、差別や戦争、世界規模の課題解決は、他国の人と取り組まなくてはならない。そのためには自国とちがう国の文化を知ることが重要だ。アジアとヨーロッパ、二つの大陸にまたがる国トルコは「東洋のものさし」「西洋のものさし」の融合が可能か考え続けてきた。トルコの人びとの考え方を通して、世界を眺めると、異文化理解のてがかりが見えてくる。
第1章 イスラムと政教分離のはざま(イスラムの国ではないトルコ
ケマル・アタテュルクの決断 ほか)
第2章 だれも正義の味方になれない民族の問題(トルコ人であること
憎しみは憎しみをよんで ほか)
第3章 素顔のトルコの人たち(子どもはたからもの
赤ん坊にとっての日本とトルコ ほか)
第4章 激動する世界のなかで(トルコ人労働者の30年
家族とともに暮らすこと ほか)
第5章 トルコのものさしが示す世界の姿(ある希望への旅路の物語
フランスへ密航する ほか)
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