語る禅僧
幻の処女作、
待望の文庫化!
自身の生き難さと対峙し、自身の思考を深め、今と切り結ぶ言葉を紡ぎだす。永平寺修行のなかから語られる「宗教」と「人間」とは。
【解説: 宮崎哲弥 】
病弱だった幼少期、たびたび死の恐怖にさらされた。恐怖は、切実な死への興味に変わり、15歳のとき「諸行無常」という言葉を知る。仏教との出会いだった。25歳で出家得度、曹洞宗大本山永平寺入山。同山での修行は19年に及んだ。本書で著者は、仏教の哲理、あるいは宗祖・道元の言葉に添いながらも、自分自身の生き難さに対峙し、自分自身の思考を深め、「今」と切り結ぶ言葉を紡ぎだす。異色の禅僧が語る宗教と人間とは。
第1章 出家の由来(スロベニアからの手紙
生き難さ
小児喘息 ほか)
第2章 禅僧の言葉(只、入ると、入らざると
「何故に」か、「如何に」か
無我と滅私 ほか)
第3章 アメリカ安居体験記(彰顕さんの人さし指
大きな土地の小さな寺
ランプと星と ほか)
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