戦争と新聞 ─メディアはなぜ戦争を煽るのか

鈴木 健二

それはメディアの必然か!?
明治以来の戦争報道を辿る

西南戦争から太平洋戦争、湾岸戦争まで、新聞は戦争をどう伝えたか。多くの実例から報道が本来的に孕む矛盾と果たすべき役割を考察。解説 佐藤卓己

戦争と新聞 ─メディアはなぜ戦争を煽るのか
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 880円(税込)
  • Cコード:0100
  • 整理番号:す-24-1
  • 刊行日: 2015/08/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43295-7
  • JANコード:9784480432957
鈴木 健二
鈴木 健二

スズキ ケンジ

1942年生まれ。城西国際大学大学院客員教授。東京大学大学院博士課程修了、社会学博士。毎日新聞ワシントン特派員、政治部副部長、論説副委員長を経て、成蹊大学教授兼アジア太平洋研究センター所長。途中、ハーバード大学客員研究員。2013年より現職。著書に『フィリピン革命を食った人びと』『デジタルは「国民 = 国家」を溶かす』『地方テレビ局は生き残れるか』『ナショナリズムとメディア』『日米「危機」と報道』など多数。

この本の内容

近代日本の始まりとともにあった新聞。民主主義の基本は国民の手に情報があることだからだ。しかし明治以来たびたび起きた戦争で、新聞は真実を伝えてきただろうか。時に国の意向に従い時に国民の愛国熱に応え、戦争を煽ってきたのではないだろうか。戦争がどう報道され、その背景に何があったのか。台湾出兵から太平洋戦争、その後までを丹念に追ったドキュメント。

この本の目次

第1部 軍国の形成(新聞は戦争で育った
伸びる軍部の爪と牙)
第2部 破局への道(袋小路に迷い込む
戦争の旗手として
真珠湾までの一〇〇日間)
第3部 平和のなかで(新たな出発を誓う
再び直面した転換期
高揚し、そして溶けてゆく国民国家)

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