風水 ─中国哲学のランドスケープ

エルネスト・アイテル 著 , 中野 美代子 翻訳 , 中島 健 翻訳

中国の伝統的思惟では自然はどのように捉えられているのか。陰陽五行論・理気二元論から説き起こし、風水の世界を整理し体系づける。解説 三浦國雄

風水 ─中国哲学のランドスケープ
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0139
  • 整理番号:ア-46-1
  • 刊行日: 2021/03/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:224
  • ISBN:978-4-480-51028-0
  • JANコード:9784480510280
中野 美代子
中野 美代子

ナカノ ミヨコ

1933年北海道札幌市生まれ。北海道大学文学部中国文学科卒業。北海道大学文学部、言語文化部教授を経て、現在同大学名誉教授。中国文化史家。作家。評論:『砂漠に埋もれた文字―パスパ文字の話』、『孫悟空の誕生―サルの民話学と「西遊記」』、『仙界とポルノグラフィー』、『龍の住むランドスケープ―中国人の空間デザイン』、『乾隆帝―その政治の図像学』。創作:『契丹伝奇集』、『カスティリオーネの庭』。翻訳:『西遊記』(新訳・改版全10巻)。他多数。

この本の内容

中国独特の自然学として発展した“風水”。著者は19世紀の西洋人としてこの奇妙な体系に出会った。風水は、「理」=自然の一般秩序、「数」=自然の数的比率、「気」=活力に満ちた微妙なエネルギー、「形」=自然の外形という四つの概念から成り立ち、人間の運命を左右する。風水の前提となる陰陽五行説の概要から、専用道具・羅盤の使い方、さらには中国人の居住地選びにどのような影響を及ぼしているかまでを説く。近代的風水研究の嚆矢となった一冊。

この本の目次

第1章 はじめに
第2章 天の法則、地の法則
第3章 羅盤の読みかた
第4章 「気」の吉と凶
第5章 自然の外観と風水
第6章 風水の歴史および文献
第7章 むすび

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