小田急百貨店の展覧会 ─新宿西口の戦後50年
今秋営業終了し、解体される小田急百貨店ビルは、新宿西口の顔として移りゆく社会と文化を映し出してきた。小田急百貨店の展覧会を通して読む戦後50年の歩み。
あの日、新宿駅西口には「夢」があった―新宿発展への期待は、「西」にあった。まだ見ぬ副都心への玄関口として西口広場が完成した頃、百貨店もまた、人々の好奇心と期待に応えようとしていた。世界の秘宝、幻想絵画、刺青、プロレス、狂言師―小田急で繰り広げられた夢の展覧会から戦後日本を振り返る。
第1章 小田急百貨店の開業
第2章 本館開業と文化大催物場
第3章 高度成長と若者の時代に
第4章 バブルの時代の文化戦略
第5章 宴の終わり
第6章 新宿西口考―「夢」の再開発
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