国土論

内田 隆三

国土という〈場〉の、天皇と資本主義の世紀百年の歴史を、〈故郷〉の生成、敗戦の焦土、高度成長、三島の自決、バブルの首都などの出来事に光をあてて鮮烈に描き出す。

国土論
  • シリーズ:単行本
  • 5,280円(税込)
  • Cコード:0036
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2002/11/25
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:A5判
  • ページ数:584
  • ISBN:4-480-84713-8
  • JANコード:9784480847133

この本の内容

フーコーやベンヤミン、柳田国男の視点をふまえて、社会学に新しい位相を呈示しつつ現代における「社会記述」の可能性を探ってきた著者が、日本という同一性を支える場である「国土」の運命を、壮大な構図の中に描き出した記念碑的労作。

この本の目次

第1部 天皇の国土(大逆と殉情
「故郷」の記憶
焦土)
第2部 成長の斜面(生の哲学
成長と神話
憂国)
第3部 零の修辞学(天皇の死
資本の波形
ニュータウンの光景)
第4部 廃墟(海の死と記号の国土
異神と少年
都市と「私」のカタストロフィ)

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