ファック・キャンサー ─愛と科学と免疫療法でがんに立ち向かう

メリー・エリザベス・ウィリアムズ 著 , 片瀬ケイ 翻訳 , 中村 泰大 監修

仕事と育児真っ最中のライター@NYによるがん治療体験ノンフィクション。命に係わる現実に直面しながら日常を明るく逞しく生きる。「あり得る」人生の一場面。

ファック・キャンサー ─愛と科学と免疫療法でがんに立ち向かう
  • シリーズ:単行本
  • 2,530円(税込)
  • Cコード:0098
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2024/02/29
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-86095-8
  • JANコード:9784480860958
メリー・エリザベス・ウィリアムズ
メリー・エリザベス・ウィリアムズ

ウィリアムズ,メリー・エリザベス

メリー・エリザベス・ウィリアムズ:ジャーナリスト、ライター。米国ニューヨーク市で二人の幼い娘と暮らすシングルマザーで、ニュース言論サイトSalon.comのシニア常勤ライターを務める。2010年に40代前半の若さで予後不良のメラノーマ(悪性黒色腫)の診断を受け、翌2011には肺に転移してステージ4の診断となる。しかし同年の春にメラノーマ治療でFDA承認を受けたばかりの免疫療法薬イピリムバブと、当時はまだ実験薬だったニボルマブを組み合わせた第I相の臨床試験に参加した結果、奇跡のごとく数週間でがんが消失した。現在もがんの兆候がない状態でライターとして活動する傍ら、ドリュー大学で医療人文学の博士課程に在籍。2021年のASCO(米国腫瘍臨床学会)や2020年のDIA(医療用製品の開発会議)などで講演し、様々ながん関連団体でも患者およびがん研究のアドボケート活動を行っている。

片瀬ケイ
片瀬ケイ

カタセ ケイ

片瀬 ケイ(かたせ・けい):アメリカ在住歴26年のジャーナリスト、翻訳者。43歳の時に卵巣がんと診断され、米国で手術と化学療法による治療を受けた。その後、がん医療に興味を深め日米のがん学会やがん患者団体を取材し、日本の「海外がん医療情報リファレンス」や「コクラン共同計画」等に翻訳協力をしたり、Yahoo!ニュース個人のオーサーとして、米国の医療情報を発信している。神奈川大学スペイン語学科卒、東京の行政専門紙記者を経て、カンザス大学ジャーナリズム修士号取得。米国ヘルスケア・ジャーナリスト協会(AHCJ)会員。共訳書に『RPMで自閉症を理解する』(エスコアール)、共著書に『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』(光文社新書)、『夫婦別姓 家族と多様性の各国事情』(ちくま新書)がある。

中村 泰大
中村 泰大

ナカムラ ヤスヒロ

中村 泰大(なかむら・やすひろ):埼玉医科大学国際医療センター皮膚腫瘍科・皮膚科教授。筑波大学医学専門学群卒業、筑波大学大学院博士課程修了(医学博士)。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、皮膚悪性腫瘍指導専門医、日本皮膚悪性腫瘍学会理事、日本皮膚外科学会理事、皮膚がん診療ガイドライン委員会統括委員長など、皮膚がんを専門として診療・研究に従事している。

この本の内容

「がんは人生最低のギフト!」仕事と子育て真っ最中のNY在住ライターが、ある日突然メラノーマ(皮膚がん)に。がん=命にかかわる厳しい現実に直面…しかし、幼い娘たちとの日常は変わらず、ユーモラスにパワフルに。―親友から届いた「ファック・キャンサー」Tシャツを着て病院へ。―頭の手術痕を膣ブラシと浣腸ボトルで夫に洗浄してもらう日々。―母娘3人、アタマジラミと格闘。―親友もがん罹患、最期の時間と別れ。…ドラマチックなのに平凡で、決して闘いなどではない、治療の日々。胸が張り裂けそうな悲しみと、感謝の気持ちを同時に感じるがん患者のリアルな心の内。最高峰のがんセンターでの手術と、がん治療を変えた免疫療法の治験の実際を含め、ユーモアを交え率直に歯切れよく語る。がんという現実を受けとめ、明るくたくましく、愛を与え合いながら生きる姿に胸を打たれるノンフィクション。

この本の目次

第1部 医師が「お気の毒」と言う時(キャンサー・クラブ・ナイト
人生で最高の夏
キャンサー・タウンへようこそ ほか)
第2部 がんは引き続きゲス野郎(三人に一人
クリスマスはもう終わり
バッド・ヘアー・デー(何もかもうまくいかない日) ほか)
第3部 科学+偶然=ミラクル(ホテル・カリフォルニア
卒業生総代
副作用 ほか)

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