経済学オンチのための現代経済学講義

ダイアン・コイル 著 , 小坂 恵理 翻訳

経済学とはそもそもどんな学問なのか。英国を代表するエコノミストが通俗的批判を斥け、現代経済学の展開を手際よく紹介。その現状とあるべき姿に迫る白熱講義。

経済学オンチのための現代経済学講義
  • シリーズ:単行本
  • 2,860円(税込)
  • Cコード:0033
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2024/01/22
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-86482-6
  • JANコード:9784480864826
ダイアン・コイル
ダイアン・コイル

コイル,ダイアン

ダイアン・コイル(Diane Coyle):経済学者、ジャーナリスト。オックスフォード大学ブレーズノーズ・カレッジで学び、ハーバード大学で経済学のPh.Dを取得。民間調査会社のシニア・エコノミストや『インディペンデント』紙の経済記者などを務め、2000年には卓越した金融ジャーナリストに贈られるウィンコット賞を受賞。以後、英国財務省のアドバイザー、競争委員会委員、マンチェスター大学教授、BBCトラスト理事長代理などを歴任。現在は、ケンブリッジ大学公共政策教授、同大学ベネット研究所共同所長。おもな邦訳書に『GDP――〈小さくて大きな数字〉の歴史』(みすず書房、2015年)、『ソウルフルな経済学――格闘する最新経済学が1冊でわかる』(インターシフト、2008年)がある。

小坂 恵理
小坂 恵理

コサカ エリ

小坂 恵理(こさか・えり):翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。トーマス・カリアー『ノーベル賞で読む現代経済学』(ちくま学芸文庫、2019年)、ベン・ステイル『マーシャル・プラン――新世界秩序の誕生』(みすず書房、2020年)など訳書多数。

この本の内容

「合理的で利己的な人間像が前提」「お金で測れないものには目を向けない」「複雑な現実よりも数式やモデルを優先している」…。経済学に向けられがちなこうした批判は、すべて時代遅れである。英国を代表するエコノミストである著者は本書でそのように宣言しつつ、現代経済学の多様で豊かな展開をかみくだいて紹介していく。その過程で浮き彫りになるのは、機械学習やデータ分析、AIといったデジタル技術の大革新を前に、経済学という学問にも大きな変化が求められているという切迫した現実だ。ではそれはいかなるものなのか。より良い世界をつくるために経済学に何ができるのか。その現在と未来を語りつくす白熱の講義。『フィナンシャルタイムズ』年間ベスト経済書(2021年)。「CapX」ブック・オブ・ザ・イヤー。アクシオム・ビジネス書大賞ゴールドメダル(ビジネス・コメンタリー部門)。

この本の目次

第1章 経済学者の公的責任
第2章 部外者としての経済学者
第3章 ホモ・エコノミクス、AI、ネズミ、人間
第4章 歯車とモンスター
第5章 変化するテクノロジー、変化する経済
第6章 二一世紀の経済政策

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