ヨーロッパ近代芸術論 ─「知性の美学」から「感性の詩学」へ
近代はそれまでの西欧社会のパラダイムを決定的に覆した。古代への憧憬、自然回帰、産業革命、怪奇趣味……「我々の時代の幕開け」を多面的に考察する芸術論集。
私たちの時代の感性がここに幕を開ける!19世紀は自らの内部に新たな想像力の源泉を見つけた。美術史の碩学が自選した評論により“近代”から“現代”に至る芸術の道筋を示す決定版。
1 近代の誕生(近代芸術の社会学序論―芸術家とパトロン
十九世紀初頭の西欧社会 ほか)
2 芸術と革命の近代(芸術の人間的機能
ゴヤと近代芸術の革命 ほか)
3 ロマン主義と想像力(ロマン主義とその時代
ロマン主義の創造力―十九世紀文化論 ほか)
4 近代における絵画と文学(「詩は絵の如く」の伝統をめぐって
詩と絵画―変貌する裸婦像 ほか)
5 作家とは何者か(ドラクロワにおける芸術家像
『知られざる傑作』をめぐって ほか)
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