梁塵秘抄

西郷 信綱

「遊びをせんとや生れけむ」。歌と舞いを供しながら旅する女たちの歌〈今様〉は、平安朝の生活、風習、そして人々の思いを歌い込む。

梁塵秘抄
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 641円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:さ-6-1
  • 刊行日: 1990/10/30
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-02489-1
  • JANコード:9784480024893

この本の内容

歌と舞いを生業として諸国をめぐる女たち。彼女たちが歌い伝えた「はやり歌」―今様。これを後白河院が編んだものが「梁塵秘抄」だ。遊びの歌、男女の歌、日常の喜びや悲しみの歌…。思いをいかにも生き生きと、リズミカルに表現する歌の数々は、平安の人の心を、今の世にまっすぐに伝えている。

この本の目次

第1部 梁塵秘抄の歌(我を頼めて来ぬ男
遊びをせんとや生れけむ
遊女の好むもの
楠葉の御牧の土器作り
我が子は十余に成りぬらん
我が子は二十に成りぬらん
舞へ舞へ蝸牛
いざれ独楽
茨小木の下にこそ
頭に遊ぶは頭虱
鵜飼はいとをしや
択食魚に牡蛎もがな
吹く風に消息をだに
熊野へ参らむと思へども
仏は常にいませども
拾遺梁塵秘抄歌)
第2部 梁塵秘抄覚え書(梁塵秘抄における言葉と音楽
遊女、傀儡子、後白河院)
付 和泉式部と敬愛の祭
神楽の夜―「早歌」について

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