工藤美代子
( くどう・みよこ )1950年、東京生まれ。チェコスロバキアのカレル大学に留学後、カナダのコロンビア・カレッジを卒業する。93年帰国。『工藤写真館の昭和』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞する。主な著書に『スパイと言われた外交官 ハーバート・ノーマンの生涯』(ちくま文庫)のほか、『海燃ゆ 山本五十六の生涯』(講談社)、『われ巣鴨に出頭せず 近衛文麿と天皇』『快楽』(いずれも中公文庫)、『赫奕たる反骨 吉田茂』(日本経済新聞出版社)など多数ある。
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「双葉山ってお相撲さんが死んだ時ね、焼場に恋人が現れたの。そして、そっと係の人にお金をつつんで、お骨を分けてもらって帰ったんですって」―なにげなくもらした母の一言から、求道の精神と無双の強さとを合わせもつ、神格化された名横綱・双葉山の素顔を追い始める。女流ノンフィクション作家が角界のタブーに挑んだ意欲作。
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