小津安二郎の食卓

貴田 庄

小津映画の真髄は食にあり。とんかつ、天ぷら、ラーメン、カレー……。小津は食を通して何を表現しようとしていたのか。

小津安二郎の食卓
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:き-18-1
  • 刊行日: 2003/10/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:288
  • ISBN:978-4-480-03888-3
  • JANコード:9784480038883
貴田 庄
貴田 庄

キダ ショウ

1947年、青森県弘前市生まれ。映画評論家、書物史家、工芸作家。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。77年から81年にかけてフランス留学、パリ装飾美術学校書物中央校修了。著書に『小津安二郎のまなざし』(晶文社)、『小津安二郎と映画術』(平凡社)、『小津安二郎の食卓』(ちくま文庫)、『原節子わたしを語る』『小津安二郎美食三昧』(ともに朝日文庫)、『高峰秀子 人として女優として』(朝日新聞出版)、『マーブル染』(芳賀書店)など多数。

この本の内容

小津映画では、サイレント期の作品から、飲食のシーンが印象的である。それはなぜだろうか。小津は、食べ物のシーンを通じて、日常のさまざまな出来事を描き、“日本の家庭”を丹念に表現しようとしたのではないか。どんなものに興味を示し、どのように食事シーンを撮ったのか。現存する作品を食の視点から見なおす。

この本の目次

死とがんもどき
秋刀魚と大根

カレーライス
ラーメン
中華まんじゅう
珍々軒と東興園

料理屋の女将
とんかつ
おでん屋
寿司屋の客
草上の食事
家族団欒と同窓会
パン
コカコーラと沢庵
オナラと猫いらず
お土産と贈り物
果物嫌い
BAR

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