内田百(けん)集成20 ─百鬼園日記帖

内田 百(けん)けんはもんがまえに月 著 , 佐藤 聖 編集

借金の返済に追い立てられ、生活の破綻や死の不安に懊悩する百鬼園先生。大正六年から十一年にいたるまでの憂悶の日々。
【解説: 坪内祐三 】

内田百(けん)集成20 ─百鬼園日記帖
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:う-12-21
  • 刊行日: 2004/05/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:400
  • ISBN:4-480-03900-7
  • JANコード:9784480039002
内田 百(けん)けんはもんがまえに月
内田 百(けん)けんはもんがまえに月

ウチダ ヒャッケン

1889-1971。岡山市の生まれ。本名は栄造。ペンネームは郷里の百(けん)川にちなむ。旧制六高在学中は俳句に親しむ。東大ドイツ文学科卒。陸軍士官学校、海軍機関学校、法政大学等でドイツ語を教える。教師をやめたのち作家活動に入り、特異な幻想をつづった短編集「冥途」「旅順入城式」を発表。飄逸な「百鬼園随筆」によってひろく世に出た。借金術の大家で、鉄道好きとしても知られていた。

この本の内容

死の不安や身辺交友の不調に加え、借金による生活の破綻に懊悩する百鬼園先生。大正六年から十一年に至る『百鬼園日記帖』『続百鬼園日記帖』を併せて収録。

この本の目次

百鬼園日記帖(自大正六年七月至大正八年九月)
続百鬼園日記帖(自大正八年十月至大正十一年八月)

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