シェイクスピア全集31 ヘンリー八世
16世紀、テューダー朝。欲望、奸計、闘争が渦巻く中、最強の王、現る。稀代の王をめぐるシェイクスピア晩年の壮麗な歴史劇。解説 河合祥一郎
テューダー朝を継いで二十年余り。亡き兄の妻だったキャサリン妃との間に世継ぎがいないことに苦悩するヘンリー八世は、枢機卿主催の晩餐会で若く美しい侍女アンと出会う。一方、宮廷では奸計が渦巻いていた。政敵を追い落として昇りつめた者が、次に追い落とされる―。六度の結婚でも有名な稀代の王をめぐる、シェイクスピア晩年の壮麗な歴史劇。
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