社会をつくる自由 ─反コミュニティのデモクラシー

竹井 隆人

手応えのある政治参加のかたち

現代において手応えのある民主主義はまだ可能なのだろうか。社会を自らがつくるという自由の意味を見直し、責任ある政治を取り戻すための提言を行う。

社会をつくる自由 ─反コミュニティのデモクラシー
  • シリーズ:ちくま新書
  • 770円(税込)
  • Cコード:0231
  • 整理番号:773
  • 刊行日: 2009/03/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:208
  • ISBN:978-4-480-06475-2
  • JANコード:9784480064752
竹井 隆人
竹井 隆人

タケイ タカヒト

政治学者。博士(学術)。�鞄s市ガバナンス研究所代表。立命館大学政策科学部非常勤講師。1968年京都市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科修了。長らく政府機関にて〈まちづくり〉に関わり、いまは〈まちづくり〉シンクタンクを経営し、京都を中心に活動中。「政治」の原点は〈まち〉にあるとする論評、著作多数。単著に『デモクラシーを〈まちづくり〉から始めよう』『集合住宅と日本人』(ともに、平凡社)など。共著に『排除と包摂の政治学』(木鐸社)など。訳書にベンジャミン・R・バーバー『消費が社会を滅ぼす?!』(吉田書店)など。

この本の内容

社会と自由とは相対立し、憂慮される社会の連帯の喪失に自由の進展が手を貸してきたと見られている。この連帯を取り戻そうとするあまり、無責任な「コミュニティ」なる「仲良し」が蔓延し、それによって自由は制約を強いられているが、自由には社会を自らが責任を持って担う面もあるのではないか。この「社会をつくる自由」は、同調圧力に屈しない「反コミュニティのデモクラシー」を契機として現れる。これを出発点に、本書は自らと異なる他者とも社会をつくる方途を鮮やかに描き出そうとする。

この本の目次

序章 「社会をつくる」ということ
第1章 ゲーテッド・コミュニティを哲学する
第2章 反コミュニティのデモクラシー
第3章 責任と正義
補論 建築の敗北
終章 グローバルな社会をつくる

読者の感想

2011.3.22 縁側屋

先ほど読み終わりました。


私は、数冊の本を同時進行の様に読んでいます。

この本は車の中にありました。

読み終わって今読んでいる本の中で一番共感を覚えました。

私は、住宅や店舗のデザインと施工の仕事を続けて42年ほどの成ります。

今はその過去を振り返り、3世代同居と縁側の復活を言い続けています。

名刺には「縁側屋」と入れました。

裏面にコミュニティの再生は、3世代同居(近居)と縁側の復活からとコピーを入れました.

今晩からもう一度読ませていただきます。二度読んだ本は過去にありません。

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