昭和史講義【戦後篇】(上)

筒井 清忠 編集

実証研究に基づき最先端の研究者が執筆する『昭和史講義』シリーズがいよいよ戦後に挑む。上巻は占領期から55年体制の成立まで、主に50年代前半までを扱う。

昭和史講義【戦後篇】(上)
  • シリーズ:ちくま新書
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0221
  • 整理番号:1508
  • 刊行日: 2020/08/05
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:新書判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-07340-2
  • JANコード:9784480073402
筒井 清忠
筒井 清忠

ツツイ キヨタダ

1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所主席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学。著書『昭和戦前期の政党政治』(ちくま新書)、『昭和史講義』『昭和史講義2』『昭和史講義3』『昭和史講義【軍人篇】』『昭和史講義【戦前文化人篇】』『昭和史講義【戦後篇】上・下』『明治史講義【人物篇】』(編著、ちくま新書)、『戦前日本のポピュリズム』(中公新書)、『近衛文麿』(岩波現代文庫)、『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)、『帝都復興の時代』(中公文庫)、『石橋湛山』(中公叢書)など。

この本の内容

戦後昭和史はこれまでさまざまに語られてきたが、実証的研究に基づいて客観的に史実を描いたものは少ない。左右が激しく対立したこの時代こそ、何が起きていたかをイデオロギーから中立に描くことが求められよう。第一線の研究者が一般読者に向けてわかりやすく説き明かす昭和史講義シリーズ・待望の戦後篇。上巻では占領期、天皇・マッカーサー会談から五五年体制の成立、六〇年代の自民党抗争史までを二〇のテーマで通観する。真の歴史を知りたい人に贈る最先端の現代史入門。

この本の目次

天皇・マッカーサー会談から象徴天皇まで
戦後改革
シベリア抑留
復員と引揚げ―戦争終結後の人の国際移動
東京裁判―被告東条英機のケースから
日本国憲法
新憲法と世論の変遷
吉田茂内閣―時代で変化する吉田路線とワンマン宰相
戦後共産党史―レッドパージから六全協まで
朝鮮戦争と日本
再軍備から自衛隊創設まで
サンフランシスコ講和条約・日米安保条約
李承晩ラインと漁業問題
ラストボロフ事件―日本を舞台とした米ソ情報戦
鳩山一郎内閣
砂川闘争・基地問題
五五年体制の成立と展開
自民党抗争史
戦後賠償問題
日ソ共同宣言

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