丹治信春
( たんじ・のぶはる )1949年生まれ。哲学者。東京都立大学名誉教授、日本科学哲学会元会長。専門は科学哲学、言語哲学、心の哲学。著書に『言語と認識のダイナミズム――ウィトゲンシュタインからクワインへ』(勁草書房)、『クワイン』(平凡社ライブラリー)、『論理学入門』(ちくま学芸文庫)などがある。
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「論理的な思考力」は、推論の型を「構造図」としてとらえる訓練を積むことで身につけられる能力である。新しく、実用的なクリティカル・シンキング入門。
構造図で明晰な思考へ!
正しい推論/正しくない推論を見分けるための「思考力」は生まれ持ったセンスでは決まらない。推論の型を「構造図」としてとらえる訓練を積むことで身につく能力なのだ。新しく、実用的なクリティカル・シンキング入門。
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第1章 「推論」としての「考える」こと(「推論」の基礎を知る
「推論」の理解をもう一歩進める)
第2章 推論の構造(推論の基本構造
構造把握のレベルアップ
推論の周辺)
第3章 いくつかの気を付けるべきポイント(必要条件と十分条件
因果関係と相関関係
「割合」を考える
多義性
否定詞「……ない」の使い方)
第4章 推論を評価する(存在根拠を与える推論の評価
認識根拠を与える推論の評価)
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