動くことば 動かすことば ─ドラマによる対話のレッスン

竹内 敏晴

「夕鶴」「アンティゴネー」「人形の家」など、男と女の断絶のドラマを〈声に出して読む〉ことによって立ち上がってくる衝動。
【解説: 田口ランディ 】

動くことば 動かすことば ─ドラマによる対話のレッスン
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,210円(税込)
  • Cコード:0174
  • 整理番号:タ-13-3
  • 刊行日: 2005/07/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-08925-X
  • JANコード:9784480089250

この本の内容

「この本には、自分が今まで積み重ねてきたことのすべてが凝縮されている」。自分のことばが相手に届くように、ドラマ(戯曲)を“声に出して読みあう”というレッスン。その中で、繰り返し立ち戻っていったのが、ここにあげた五つのドラマだった。どれも女性を主人公とし、“近代化と男女の断絶”を隠れたテーマとする作品群。竹内氏は言う。「夕鶴」で、貨幣的価値にからめとられていく男に対するつうの絶望の叫びが「ついにモノローグであってダイアローグにならなかったこと」に日本女性の悲劇をみる、と。“対話”と“断絶”の意味を深く考えさせられる一冊。

この本の目次

夕鶴―木下順二
アンティゴネー―ソフォクレス
人形の家―イプセン
三人姉妹―チェーホフ
セチュアンの善人(寓話劇)―ブレヒト

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可