現代の古典解析 ─微積分基礎課程
おなじみ一刀斎の秘伝公開! 極限と連続に始まり、指数関数と三角関数を経て、偏微分方程式に至る。見晴らしのきく、読み切り22講義。
古典的な微積分の基礎課程を、見晴らしのきく小高い現代的な立場から眺め渡した、読みきり22講義。「不等号と論理」「極限と連続」「実数の基本性質」に始まり、「指数関数と三角関数」「収束の一様性」「曲線と曲面」を経て「複素変数関数」「フーリエ変換と超関数」「偏微分方程式」に至る、解析学メインルート。講義の最中、時折もらす森一刀斎のつぶやきは、濃い霧の中を行く初学者にとって、そのむこう、ゆるやかに広がる景色と地形を髣髴とさせる。「そうだったのか!」とひざを叩かせる、解析学の秘伝公開。
不等号と論理
極限と連続
実数の基本性質
微分(differential)
指数関数と三角関数(円関数)
微分を使って
近似と極限
差和分と微積分
2階微分
微分作用素
積分と密度微分
収束の一様性
微積分と連続関数
面積と体積
ガンマ関数をめぐって
曲線と曲面
ベクトル解析
解析性
複素変数関数
フーリエ級数
フーリエ変換と超関数
偏微分方程式をめぐって
2008.6.04 mobiwan
大学時代に数学に大いに迷ってた私に一筋の光明を与えてくれたgay mathのシリーズの傑作と思います。
是非、是非とも、少数の発刊部数でも結構ですから、gay mathの「現代の古典解析」「位相のこころ」の最後のピース、「ベクトル解析」もどうか「ちくま学芸文庫」で発刊していただきたく思います。どうかよろしくお願いします。
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