還暦以後

松浦 玲

法然、貝原益軒、勝海舟、徳川慶喜……歴史家が見つめた二十七人の老年への対処。「記憶」と「性」を中心に彼らの還暦後をたどる歴史エッセイ。

還暦以後
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 968円(税込)
  • Cコード:0123
  • 整理番号:ま-30-1
  • 刊行日: 2006/06/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:4-480-42236-6
  • JANコード:9784480422361
松浦 玲
松浦 玲

マツウラ レイ

昭和6年(1931)広島県生まれ。京都大学放学処分。立命館大学大学院修了。京都市史編纂所主幹、桃山学院大学教授などを経て、現在著述業。専門は日本近代の政治史、政治思想史。著書に、『勝海舟と幕末明治』(講談社)、『日本人にとって天皇とは何であったか』(辺境社)、『明治の海舟とアジア』(岩波書店)、『明治維新私論』(現代評論社)、『徳川慶喜〈増補版〉』(中公新書)、『幕末・京大坂 歴史の旅』(朝日選書)、『検証・龍馬伝説』(論創社)、『還暦以後』(ちくま文庫)、『新選組』『坂本龍馬』(岩波新書)、『勝海舟』(筑摩書房)他多数。

この本の内容

古稀を過ぎて法難の旅に出た法然、明治政府に意見を言い続けた勝海舟、七十一歳で名作『鍵』を書いた谷崎潤一郎…彼らは「老年」の人生をいかに生き抜いたのか。自ら古稀を迎えた歴史家が見つめた二十七人の還暦後。時に「性」を語り、時に「記憶」を分析する。興趣つきぬ歴史エッセイ。

この本の目次

老年の輝き
国家の大事に逢へばまだやるさ―勝海舟
大東亜戦争は蘇峰の戦争だった―徳富蘇峰
老後の春を解く鍵は―谷崎潤一郎
古稀過ぎて法難の旅―法然房源空
詩仙三十六人に囲まれて―石川丈山
われ老いて猶ほ好色―依田学海
落城の明治政府を再構築―山県有朋
元老の首相指名権を封殺―原敬
宮相と内府で計十五年―牧野伸顕〔ほか〕

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