野菜の効用  ─『医心方』四千年の知恵から

槇 佐知子

昔の人の知恵に学ぶ

ゴボウは糖尿病や視力回復に良い、足腰の弱い人はゴボウと鶏肉の煮込みを。普段食べている野菜を上手に使って健康な体を!
【解説: 永井良樹 】

野菜の効用  ─『医心方』四千年の知恵から
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 770円(税込)
  • Cコード:0177
  • 整理番号:ま-20-2
  • 刊行日: 2007/07/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:256
  • ISBN:978-4-480-42339-9
  • JANコード:9784480423399
槇 佐知子
槇 佐知子

マキ サチコ

静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。

この本の内容

タケノコは養分を運ぶ気血のめぐりを良くするので痔に効く、ゆで汁も捨てずに患部を洗うと良い。笹の葉寿司、鱒ずしなど笹で包むのは、笹に解毒作用があるから。ゴボウは糖尿病や視力回復に良い。足腰の弱い人は、ゴボウと鶏肉の煮込みを食べるとよい。普段、何気なく食べている野菜にも意外な効能があり、昔の人は上手に活用していた。古医学からの貴重なメッセージ。

この本の目次


タケノコと竹・笹
ビワ
ウリ
スイカ
ナス
ショウガ
ダイコン
ゴボウ
ワカメ
ニンニク
アンズ
スモモ
サトイモ
ミカン
ラッキョウ
赤米
ネギ
ダイズ

読者の感想

2007.9.13 女性・34歳

普段なんとなくからだにいいんだろうなと野菜を食べてきましたが先人達は野菜の効能を信じて「薬」として積極的に食べていたんですね。私もからだの状態に合わせて野菜をとりたいと思いました。

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