ダブリンの人びと
暗澹は滑稽に通じる
20世紀初頭、ダブリンに住む市民の平凡な日常の出来事をリアリズムに徹した手法で描いた短篇小説集。リズミカルで斬新な新訳。
20世紀初頭に書かれた、『姉妹』から『死者たち』までの15篇を収めた初期の短篇集。ダブリンに住む人びとの日常が淡々と綴られていく。人間の姿をリアルに描くことで、その愚かしさ、醜さ、滑稽さを際立たせ、陰鬱のなかに喜劇の要素があることを示した芸術性の高い作品。各短篇のていねいな注釈、解説、地図を付した。リズミカルで斬新な新訳。
姉妹
ある出会い
アラビー
イーヴリン
レースのあとで
二人の伊達男
下宿屋
小さな雲
対応
土
痛ましい事故
委員会室の蔦の日
母親
恩寵
死者たち
2009.9.24 麻里
ジョイスの描いた世界が、吟味しつくされたことばや注釈で忠実に表されています。そのため、当時の風潮、言葉の言い回しに無知な私でも彼らの世界を楽しむことができました。
2008.5.26 O
米本訳は、大変読みやすく、詳細な訳注も役立ちました。
次に、米本訳『ユリシーズ』の刊行を強く希望します。
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『ダブリンの人びと』 あとがきのあとがき[全文を読む]