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ちくま文庫

小川未明集 幽霊船 文豪怪談傑作選

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42471-6

Cコード

0193

整理番号

-36-9

2008/08/06

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

「赤い蝋燭と人魚」をはじめとする童話作家としての令名に隠れて、不当に埋没を余儀なくされた小川未明の怪奇幻想小説を集大成。百合に化身する子供や死をもたらす旅僧、廃屋に棲まう巫女…メーテルリンクや小泉八雲、心霊主義や象徴派芸術の影響を色濃く湛えつつ、仄暗い北国の風土に培われた妖美な幻想と幽玄な怪異の世界は、現代の読者を震撼させるに違いない。全集未収録作品も多数収録。

目次

過ぎた春の記憶
百合の花
稚子ヶ淵
嵐の夜
越後の冬
迷い路
不思議な鳥
黄色い晩

抜髪
老婆

凍える女
蝋人形
赤い蝋燭と人魚
金の輪
白い門のある家
薔薇と巫女
幽霊船
暗い空
捕らわれ人
森の暗き夜

悪魔
森の妖姫

日没の幻影
北の冬
面影
夜の喜び
貸間を探したとき

著作者プロフィール

小川未明

( おがわ・みめい )

作家・児童文学者。新潟に生まれ東京専門学校大学部(現・早稲田大学)に進学、坪内逍遙や島村抱月、小泉八雲の講義を受ける。1904年に処女作「漂浪児」を発表、作家となる。26年、東京日日新聞で童話作家宣言をし、以後、「日本のアンデルセン」と称される活躍をした。童話の代表作に「赤い蝋燭と人魚」「野薔薇」など。

東雅夫

( ひがし・まさお )

1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。

この本への感想

「捕われ人」を読んで...
当事者以外、誰にも知られず死んでいくことは人間にとって一番こわいことかもしれない。物語世界においても、現実世界においても。

とものり

さん
update: 2008/10/31
日本で一番怖い話を書ける作家じゃないでしょうか?  
内田百件や泉鏡花とならぶ幻想怪奇を充分、堪能出来ました

mariko

さん
update: 2008/08/15

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