三島由紀夫と楯の会事件

保阪 正康

社会に衝撃を与えた1970年の三島由紀夫割腹事件はなぜ起きたのか。憲法、天皇、自衛隊を論じた、時代と軌跡を客観的に描き出す。解説 鈴木邦男

三島由紀夫と楯の会事件
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 990円(税込)
  • Cコード:0121
  • 整理番号:ほ-16-6
  • 刊行日: 2018/01/10
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:384
  • ISBN:978-4-480-43492-0
  • JANコード:9784480434920
保阪 正康
保阪 正康

ホサカ マサヤス

1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部卒業。日本近代史、とくに昭和史の実証的研究を志し、歴史の中に埋もれた事件・人物のルポルタージュを心がける。個人誌「昭和史講座」を中心とする一連の昭和史研究で菊池寛賞を受賞。著書に『戦場体験者 沈黙の記録』(筑摩書房)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『若い人に語る戦争と日本人』(ちくまプリマー新書)、『農村青年社事件』『帝国軍人の弁明』(以上、筑摩選書)、『昭和史七つの謎(★正字)』(講談社文庫)、『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)など多数がある。

この本の内容

1970年11月25日、三島由紀夫と楯の会メンバーが陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で人質を取り、憲法改正と自衛隊員の決起を訴えた。そして、三島は森田必勝とともに割腹自決を遂げた。60年代後半、ベトナム反戦、全国学園紛争など反体制運動が高揚した時代、何が彼らを決起に駆り立てたのか?関係者への綿密な取材を基に、事件の全貌を冷静な筆致で描いた傑作。

この本の目次

序章 十年目の遺書
第1章 「最後の一年は熱烈に待つた」
第2章 三島由紀夫と青年群像
第3章 「楯の会」の結成
第4章 邂逅、そして離別
第5章 公然と非公然の谷間
終章 「三島事件」か「楯の会事件」か
補章 三十一年目の「事実」

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