どうにもとまらない歌謡曲 ─七〇年代のジェンダー

舌津 智之

大衆の価値観が激動した1970年代。誰もが歌えた「あの曲」が描く「女」と「男」の世界の揺らぎ――衝撃の名著、待望の文庫化! 解説 斎藤美奈子

どうにもとまらない歌謡曲 ─七〇年代のジェンダー
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 902円(税込)
  • Cコード:0173
  • 整理番号:せ-14-1
  • 刊行日: 2022/06/09
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:336
  • ISBN:978-4-480-43821-8
  • JANコード:9784480438218
舌津 智之
舌津 智之

ゼッツ トモユキ

1964年、愛知県生まれ。東京大学大学院修士課程修了、テキサス大学オースティン校にて博士号取得。2022年現在、立教大学文学部教授。『抒情するアメリカ モダニズム文学の明滅』(2009年)ほか著書・共著書多数。

この本の内容

激動の1970年代、男らしさ・女らしさの在り方は大きく変わり始めていた。阿久悠、山本リンダ、ピンク・レディー、西城秀樹、松本隆、太田裕美、桑田佳祐…メディアの発信力が加速度的に巨大化するなか、老若男女が自然と口ずさむことのできた歌謡曲の数々。その時代の「思想」というべき楽曲たちが日本社会に映したものとは?衝撃の音楽&ジェンダー論。

この本の目次

1 愛しさのしくみ(愛があるから大丈夫なの?―結婚という強迫
あなたの虚実、忘れはしない―母性愛という神話
戦争を知らない男たち―愛国のメモリー)
2 越境する性(うぶな聴き手がいけないの―撹乱する「キャンプ」
やさしさが怖かった頃―年齢とジェンダー
ウラ=ウラよ!―異性愛の彼岸)
3 欲望の時空(黒いインクがきれいな歌―文字と郵便
いいえ、欲しいの!ダイヤも―女性と都市
季節に褪せない心があれば、歌ってどんなに不幸かしら―抒情と時間)

この本への感想投稿

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。

(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)







 歳

 公開可   公開不可