近代日本思想選 福沢諭吉

福沢 諭吉 著 , 宇野 重規 編集

近代日本の代表的思想家であり体現者であった福沢諭吉。その思想の今日的意義を明らかにすべく清新な観点から重要論考を精選。文庫初収録作品多数。

近代日本思想選 福沢諭吉
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,760円(税込)
  • Cコード:0110
  • 整理番号:キ-29-4
  • 刊行日: 2021/04/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:592
  • ISBN:978-4-480-51046-4
  • JANコード:9784480510464
宇野 重規
宇野 重規

ウノ シゲキ

一九六七年、東京都生まれ。九一年、東京大学法学部卒業、九六年、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。政治思想史、政治哲学を専攻。現在、東京大学社会科学研究所教授。『政治哲学へ──現代フランスとの対話』(東京大学出版会)にて第二二回渋沢・クローデル賞LVJ特別賞を、『トクヴィル 平等と不平等の理論家』(講談社選書メチエ)にて二〇〇七年度サントリー学芸賞(思想・歴史部門)をそれぞれ受賞。他の著作に『デモクラシーを生きる──トクヴィルにおける政治の再発見』(創文社)、『〈私〉時代のデモクラシー』(岩波新書)が、近刊に『西洋政治思想史』(有斐閣アルマ)がある。

この本の内容

近代日本を代表する思想家であり、その体現者でもあった福沢諭吉。本書では、彼の思想の広がりとその今日的意義を明らかにすべく、『学問のすすめ』『文明論之概略』については最重要箇所のみの抄録とし、それ以外の多種多様な著作群から幅広く論考を精選。『通俗民権論』『国会論』などの政治論から「尚商立国論」のような商業論、「瘠我慢の説」「明治十年丁丑公論」といった時事評論、さらには天皇論や婦人論までをバランスよく配置した。政治思想史・政治哲学を専門としてきた編者ならではの観点から編みあげられた清新な福沢像。文庫初収録論考多数。

この本の目次

学問のすすめ(抄)
文明論之概略(抄)
民情一新
尚商立国論
分権論
通俗民権論
国会論
脱亜論
明治十年 丁丑公論
瘠我慢の説
帝室論
尊王論
日本婦人論

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