ちくま学芸文庫
日本人
柳田國男
編
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近代日本を代表する思想家であり、その思想自体をまさに身をもって体現した福沢諭吉。本編では、その思想の広がりを明らかにすべく、よく知られた「学問のすすめ」「文明論之概略」などは最重要箇所のみの抄録とし、それ以外の多種多様な著作群から幅広く選定。「通俗民権論」「国会論」などの政治論から、「尚商立国論」のような商業論や時事評論、さらには「帝室論」「尊王論」といった天皇論、婦人論までバランスよく配置した。19世紀の非西洋地域に登場した近代啓蒙思想家という、フランスなどの政治思想史・政治哲学を専門としてきた編者ならではの新鮮な観点から、その全貌を紹介する。文庫初収録論考多数。
学問のすすめ(抄)
文明論之概略(抄)
民情一新
尚商立国論
分権論
通俗民権論
国会論
脱亜論
明治十年 丁丑公論
瘠我慢の説
帝室論
尊王論
日本婦人論
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