という、はなし
一枚の絵に触発された想像力は、思いもかけない世界へと読むものをいざなう、選び抜かれた言葉で。全編、読書する動物が登場する24の掌編小説。
- シリーズ:単行本
- 1,540円(税込)
- Cコード:0093
- 整理番号:
- 刊行日:
2006/03/06
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:四六判
- ページ数:112
- ISBN:4-480-80395-5
- JANコード:9784480803955
- 在庫 ×
読書をめぐる小さな絵物語集。喜怒哀楽24本入り。
夜行列車にて
背中の声
読者への回復
灯台にて
虎の巻
待ち時間
地上の教え
何ひとつ変わらない空
居残り日録
眠くない
かならず
影の休日
寝静まったあとに
話の行き先
寝耳に水
ひとり
背中合わせ
とにかく
海へ
稀有な才能
日曜日の終わりに
暗転
時間を買う
恋と発見
2007.3.23 (54歳・女性・パート)
吉田篤弘氏の著作はほとんど目を通しております。“という、はなし”はタイトルからはおしはかれない意外性と、やすらぎが読後、もたらされます。それは何度、読んでも新鮮な(ささやかではあるけれど)感動を運んできます。そう、“ささやか”であることが重要なんです。氏の描く世界はいつも身近でささやかな、目立たない人、物、事から始まり、くるりと転回して意外な感動を運んでくれるのです。
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