雇用の常識 決着版 ─「本当に見えるウソ」

海老原 嗣生

印象論でなく、データで
雇用問題を語るべし

昨今誰もが口にする「日本型雇用の崩壊」がウソであることを、様々なデータで証明した話題の本。時代に合わせて加筆訂正した決定版。
【解説: 勝間和代 】

雇用の常識 決着版 ─「本当に見えるウソ」
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:え-16-1
  • 刊行日: 2012/08/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:304
  • ISBN:978-4-480-42977-3
  • JANコード:9784480429773
海老原 嗣生
海老原 嗣生

エビハラ ツグオ

1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルートエージェント入社。人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所へ出向、「Works」編集長に。現在、(株)ニッチモ代表取締役。人事・経営誌「HRmics」の編集長。『学歴の耐えられない軽さ』(朝日新聞出版)、『「若者はかわいそう」論のウソ』(扶桑社新書)、『就職に強い大学・学部』(朝日新書)、『仕事をしたつもり』(星海社新書)、『雇用の常識 決着版 「本当に見えるウソ」』(ちくま文庫)など、著書多数。

この本の内容

「日本型雇用の崩壊」とは何なのか?終身雇用は本当に崩壊したのか。悲惨な派遣社員は「急に」増えたのか。様々なデータを参照し、そうではないことを証明して話題となった本の待望の文庫化。著者は、人事・雇用のエキスパートとして作られた常識、錯覚を起こすメカニズムを解明し、「本当に必要な策」を提言する。データを更新し、最近の流れや問題点も入れて、大幅加筆した決着版。

この本の目次

第1章 日本型雇用崩壊の噂を検証する(終身雇用は崩壊していない
転職はちっとも一般化していない
若手の就労意識は三〇年前のまま
就職氷河は、企業に責任転嫁された
本当の成果主義なんて日本に存在しない)
第2章 最近流行の言説は本当か(派遣社員の増加は、正社員のリプレイスが主因ではない
正社員は減っていない
女性の社会進出は、着実に進んでいる?
ホワイトカラーに少子高齢化は無縁
定年延長が若年雇用を圧迫する、か?
高齢者はオイシイとこどりの逃げ切り世代か?
年金問題をめぐるトリッキーな俗説)
第3章 理論武装された説を斬る(労働分配率・ジニ係数・内部留保の三点セット
ここまで来たか「若年の不安定就業」アジ
新卒一括採用批判を再批判する
引きこもりが増えたように見える理由
「昔は良かった」論のまぼろし
ワーキングプアの実態は「働く主婦」)
最終章 現実的な改良案(若年層と中小企業のミスマッチ解消策
誰もがエリートを夢見る社会からの卒業)

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