明治を生きた会津人 山川健次郎の生涯 ─白虎隊士から帝大総長へ

星 亮一

薩長藩閥政府下、近代教育の
礎を築いた気骨の人

戊辰戦争後の苦難を嘗めた山川健次郎は、後に帝大総長となり近代教育の礎を築く。終生会津人の魂を持ち続けたその生涯を描く。
【解説: 有馬朗人 】

明治を生きた会津人 山川健次郎の生涯 ─白虎隊士から帝大総長へ
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 946円(税込)
  • Cコード:0123
  • 整理番号:ほ-19-1
  • 刊行日: 2007/11/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:352
  • ISBN:978-4-480-42383-2
  • JANコード:9784480423832
星 亮一
星 亮一

ホシ リョウイチ

1935年仙台市生まれ。東北大学文学部国史学科卒業。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て文筆業。2002年日本大学大学院総合社会情報研究科修了。取材の眼はいつも歴史と人間に向けられている。著書に『よみなおし戊辰戦争』『野口英世の生きかた』(以上ちくま新書)、『会津戦争全史』(講談社選書メチエ)ほか多数。『奥羽越列藩同盟』(中公新書)で1996年度福島民報出版文化賞受賞。

著者に関する情報

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この本の内容

戊辰戦争で敗れた会津藩は、明治維新後、朝敵と呼ばれ悲惨な運命をたどる。15歳で白虎隊士となった山川健次郎は、その中にあって名門エール大学に学び、物理学者として東京帝国大学に奉職する。薩長藩閥政府の中で二度も帝大総長を務めるに至った健次郎は、しかし、会津時代の苦難を決して忘れることはなかった。「星座の人」と呼ばれた気骨の人生を描く力作。

この本の目次

遠雷
会津城下の戦い
降参の白旗
奥平謙輔の手紙
お家再興、斗南藩誕生
エール大学に入学
帰国後の日々
清貧の暮らし
東京帝国大学
会津人の悲しみ
徳目と千里眼事件
巨星の生涯

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