建築の大転換 増補版

伊東 豊雄 著 , 中沢 新一

「新国立競技場」問題の核心を抉る!

いま建築に何ができるか。震災復興、地方再生、エネルギー改革などの大問題を、第一人者たちが説き尽くす。新国立競技場への提言を増補した決定版!

建築の大転換 増補版
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 858円(税込)
  • Cコード:0152
  • 整理番号:い-88-1
  • 刊行日: 2015/10/07
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:978-4-480-43311-4
  • JANコード:9784480433114
伊東 豊雄
伊東 豊雄

イトウ トヨオ

建築家。1941年、京城市(現ソウル市)に生まれた後、父親の郷里の長野県へ戻る。伊東豊雄建築設計事務所代表。主な作品に、せんだいメディアテーク、TOD’S表参道ビル、多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)、2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)、今治市伊東豊雄建築ミュージアムなど。著書に、『風の変様体』『透層する建築』(いずれも青土社)他。

中沢 新一
中沢 新一

ナカザワ シンイチ

思想家、人類学者。1950年、山梨県生まれ。明治大学野性の科学研究所所長。著書に『古代から来た未来人 折口信夫』(ちくまプリマー新書)、『緑の資本論』(ちくま学芸文庫)、『チベットのモーツァルト』『森のバロック』(以上、講談社学術文庫)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(講談社選書メチエ)、『アースダイバー』(講談社)、『日本の大転換』(集英社新書)など。

この本の内容

いま日本に必要な建築とはなにか。あるべき21世紀のモデルとはどういうものか。3・11からの復興、エネルギーの存在論、コミュニティの再生、都市と地方の新たな関係、自然と人工のつながり―。こうした現代日本の抱える大問題を、第一線で活躍する建築家と思想家が徹底的に説き尽くす。文庫化にあたり、新たに「新国立競技場」問題への緊急提言を増補した決定版!

この本の目次

第1章 東京と現代日本の大転換―「新国立競技場」問題を問いなおす
第2章 地域と公共性の大転換―三・一一以後に建築は何ができるか
第3章 人と自然の大転換(「伊東豊雄の建築」を中沢新一と考える
自然と人間をわけない建築
縄文のこころと建築
震災が建築につきつけた問題とは)
第4章 エネルギーと建築の大転換
補論 建築のエチカ

読者の感想

2015.10.13 たかさん

この「増補版」は、三年前に発刊された単行本の内容に、伊東豊雄さんと中沢新一さんの、我が国における「建築思潮の転換」について語られている重書と言えるでしょう。

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