詩歌の待ち伏せ
“本の達人”による日本語への愛と折々に出会った詩歌との出会いが生んだ名エッセイ。これまでに刊行されていた3冊を合本した決定版。解説 佐藤夕子
本の達人・北村薫が古今東西、有名無名を問わず、日々の生活の中で出会った詩歌について語るエッセイ集。作品、作家への愛着や思いがけない出会いが、鋭敏な感性や深い想像力とともに丁寧に穏やかに語られるとき“詩歌”の世界の奥深さと溢れる愛情を感じずにはいられない。これまで分冊で刊行されてきたものを1冊に合本し、“決定版”としてよみがえる。
「集団」アンドラージ
「師よ 萩原朔太郎」三好達治
「佛頭光」「ある朝の」石川啄木
「じ」松田豊子
「不運つづく」「醫師は」塚本邦雄
「じりじりと」佐佐木幸綱
「サキサキと」佐佐木幸綱
「胸に抱く」舘岡幸子
「山国の」望月紫晃
「悲しみ」石垣りん〔ほか〕
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