loading...

ちくま新書

つながりの哲学的思考

——自分の頭で考えるためのレッスン

定価

1,078

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07526-0

Cコード

0210

整理番号

1700

2022/12/06

判型

新書判

ページ数

320

解説

内容紹介

哲学は、誰かが過去に書いた文章を読むことからはじまる。では、すでに書かれたものを読むという一見きわめて受動的な行為から、いかにして新たな思想が創り出されるのか。そもそも「自分の頭で考える」とはどういうことだろうか。〈つながり〉という言葉をキーワードに、読書という営みから、本と本のつながり、過去・現在・未来のつながり、さらには学問どうしのつながりや文化を超えたつながりに思考を広げることで、「哲学的に考えること」の真の意味を明らかにする誘いの書。

目次

序章 哲学的に考えるとはどういうことか
第1章 読むという営み―書物のつながり
第2章 網の目なかの個人―言葉とのつながり
第3章 人間らしさとは何か―過去とのつながり、未来とのつながり
第4章 科学的であることの意味―学問どうしのつながり
第5章 個人から人類へ―人と人とのつながり
第6章 共存する思想―文化間のつながり
終章 集合的知性へ

著作者プロフィール

米山優

( よねやま・まさる )

米山 優(よねやま・まさる):1952年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。博士(学術)。名古屋大学大学院情報学研究科教授などを歴任。名古屋大学名誉教授。専門は、情報学、哲学。おもな著書に、『モナドロジーの美学』(名古屋大学出版会)、『情報学の展開』(昭和堂)、『自分で考える本』(NTT出版)、『アラン『定義集』講義』(幻戯書房)などが、訳書にライプニッツ『人間知性新論』(みすず書房)、『ライプニッツ著作集 第Ⅰ期 8・9』(共訳、工作舎)、ピエール・レヴィ『ヴァーチャルとは何か?』(監訳、昭和堂)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま新書」でいま人気の本

いま話題の本