老いの楽しみ
齢(とし)に逆らわず毎日を気楽に生きる珠玉のエッセイ
八十歳を過ぎ、女優引退を決めた著者が、日々の思いを綴る。齢にさからわず、「なみ」に、気楽に、と過ごす時間に楽しみを見出す。
八〇歳を過ぎて女優を引退し、夫の希望で住み慣れた一軒家から海の見えるマンションへと引越した著者は、齢にさからわず、気楽に生きる時間に楽しみを見出す。女優時代のこと、下町気質の両親のこと、生まれ育った浅草の思い出などを織り交ぜながら「口に合うものを食べ、家人と語り合う幸せ」をしみじみとかみしめる日々を綴る。
1(執着・みれん
年寄りはブラブラ
普通の暮らし
老いを思い知る
白髪いとし ほか)
2(わたしの昭和
海外派遣だけはやめて!
わたしの乱読時代
父のうしろ姿
食べもの雑記 ほか)
対談 老いる幸福(河合隼雄/沢村貞子)
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