二十一世紀の資本主義論

岩井 克人

世紀末をおそった金融危機の先に、真の危機は、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現する――来るべき世紀の問題の所在を鮮やかに論じる諸論考。

二十一世紀の資本主義論
  • シリーズ:単行本
  • 2,420円(税込)
  • Cコード:0033
  • 整理番号:
  • 刊行日: 2000/03/01
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:四六判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-86324-9
  • JANコード:9784480863249
岩井 克人
岩井 克人

イワイ カツヒト

1947年生まれ。東京大学経済学部卒業。マサチューセッツ工科大学Ph.D.取得。イェール大学助教授、東京大学経済学部教授等を経て、現在、国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授、東京財団名誉研究員。著書に、Disequilibrium Dynamics(日経・経済図書文化賞特賞)、『ヴェニスの商人の資本論』、『貨幣論』(サントリー学芸賞)、『会社はこれからどうなるのか』(小林秀雄賞)ほか。

この本の内容

来るべき危機とは何か?世紀末をおそった金融危機はこれからもくりかえし起るであろう、だが真の危機はその先に、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現するであろう―問題の所在を鮮やかに論じる書き下し表題作を柱に、「西鶴の大晦日」「美しきヘレネーの話」「ボッグス氏の犯罪」など卓抜な論考・エッセイを収録。

この本の目次

1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機
インターネット資本主義と電子貨幣)
2 短いエッセイ(売買と買売
商業には名前がなかった ほか)
3 長いエッセイ(西鶴の大晦日
美しきヘレネーの話 ほか)
4 経済学をめぐって(マクロ経済学とは何か
ケインズとシュムペーター ほか)
5 時代とともに(資本主義「理念」の敗北
歴史の終焉と歴史の現実 ほか)

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