保苅 瑞穂 ホカリ ミズホ
保苅瑞穂(ほかり・みずほ):1937-2021年。東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1964-67年パリに留学。東京大学名誉教授、獨協大学名誉教授。専門はフランス文学。著書に『プルースト・印象と隠喩』、『プルースト・夢の方法』、『モンテーニュ私記』、『ヴォルテールの世紀』、『恋文』、『モンテーニュの書斎』『ポール・ヴァレリーの遺言』など。訳書に『プルースト全集』(共編・共訳)、『プルースト評論選』(編訳)、フィリップ・ミシェル=チリエ『事典 プルースト博物館』(監修・共訳)、ロラン・バルト『批評と真実』など。
フィリップ・ミシェル=チリエ 著 保苅 瑞穂 監修 湯沢 英彦 翻訳 中野 知律 翻訳 横山 裕人 翻訳
西欧文明が最高潮に達した時代を生きて、その束の間の輝きを一冊の〈書物〉に永遠に織り上げた作家の生と作品世界を、多角的・スリリングに解説する、読ませる事典。
単行本 A5判 556頁 刊行日 2002/08/22 ISBN 4-480-83639-XJANコード 9784480836397
定価:本体9,500 円+税
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マルセル・プルースト 著 保苅 瑞穂 編集
二十世紀最高の小説家プルーストは卓抜な批評家でもあった。文学への信念が読む者を打つ『サント=ブーヴに反論する』を軸とする白眉の文学論集。
ちくま文庫 文庫判 528頁 刊行日 2002/10/09 ISBN 4-480-03751-9JANコード 9784480037510
定価:本体1,400 円+税
二十世紀最大の小説を遺した作家のもう一つの魅力……評論の傑作「読書について」「ジョン・ラスキン」をはじめ、絵画論・音楽時評などを収める。
ちくま文庫 文庫判 496頁 刊行日 2002/11/06 ISBN 4-480-03752-7JANコード 9784480037527
定価:本体1,300 円+税
保苅 瑞穂 著
読むほどに深まる『エセー』の尽きせぬ魅力を、戦乱あい次ぐ激動の時代を背景にドラマティックに描き、生と死をめぐる思考の極限へと読む者を誘う深い思索の書。
単行本 四六判 368頁 刊行日 2003/10/14 ISBN 4-480-83642-XJANコード 9784480836427
定価:本体2,800 円+税
『失われた時を求めて』は、〈テクストの快楽〉にみちた小説でもある。〈紅茶とマドレーヌ〉などの名場面に光をあて、作品と人間の真実をエセー風に描く思索の書。
単行本 四六判 304頁 刊行日 2010/12/07 ISBN 978-4-480-83812-4JANコード 9784480838124
定価:本体2,900 円+税
薄倖な星の下に生まれ、驚くべき知性とエスプリでサロンの花と謳われたレスピナスの生涯とその時代を、激しくも美しい恋の手紙に光をあてながら描く。
単行本 四六判 424頁 刊行日 2014/07/10 ISBN 978-4-480-80451-8JANコード 9784480804518
定価:本体4,400 円+税
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『失われた時を求めて』がかくも人を魅了するのはなぜなのか。この作品が与えてくれる愉悦を著者鍾愛の場面を通して伝える珠玉のエセー。解説 野崎歓
ちくま学芸文庫 文庫判 400頁 刊行日 2022/09/08 ISBN 978-4-480-51141-6JANコード 9784480511416
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