『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代 ─たそがれ時にみつけたもの

大塚 英志

'70年代後半、少女たちの夢は「りぼんのふろく」の中で花開いた。〈ふろく〉を通して'80年代〈消費社会〉誕生の光景を描く。

『りぼん』のふろくと乙女ちっくの時代 ─たそがれ時にみつけたもの
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 705円(税込)
  • Cコード:0136
  • 整理番号:お-18-2
  • 刊行日: 1995/02/23
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ISBN:4-480-03017-4
  • JANコード:9784480030177
大塚 英志
大塚 英志

オオツカ エイジ

大塚 英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

この本の内容

モノの消費から記号の消費へ、「進歩」から「差異化」へ、男の子の夢から女の子の夢へ。『りぼん』のふろくがファンシー化を開始する’74年は高度成長の時代と消費社会の時代のちょうど境界に位置する時間である。〈物語〉と〈商品〉の間に成立した〈ふろく〉を通して、80年代〈消費社会〉誕生の光景を描く。田渕由美子、陸奥A子への10の質問を付す。

この本の目次

第1章 鉄腕アトムの死んだ日―「1974年」という光景
第2章 紙の中からのフランス窓便り―“乙女ちっく”ふろくの変遷
第3章 おしゃべりな瞳に目を伏せて―「少女」の内面の発見と“乙女ちっく”派
第4章 その後のなっちゃんたち―ふろくが予言した’80年代

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