月刊ちくまのご案内です。一部の内容はホームページ上でお読みいただく事ができます。

第442号2008年1月目次

表紙裏
[NARA NOTE +1]25・君の窓から僕がやって来るのが見えるかい?|奈良美智

巻頭随筆
[人間、とりあえず主義]112・謝罪会見を見て思う|なだいなだ

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今月の立ち読みちくま

対談 日本文学もおもしろい 北村薫・桜庭一樹

 編集部 最近、名作を読み直したいという機運が高まっています。この『ちくま日本文学』全三〇巻は、以前刊行した『ちくま日本文学全集』全六〇巻を、今の時代にあわせたセレクション、コンパクトな文庫判で刊行するものです。本読みのお二人に読みどころなどお話しいただければと思います。 [全文を見る]

「猫に鰹節」……追悼若桑みどり  上野千鶴子

 若桑みどりさんがいなくなった。今でも信じられない。亡くなった、というより、いなくなった、というのが実感に近い。
 なにしろ格調高い美術史学界のひとだから、わたしとは無縁だと思っていた。 [全文を見る]

言葉からセンスというギフト(力)をもらって 豊崎由美

〈アサッテの叔父や、彼が出くわす「チューリップ男」は、俳句の定律を守るようにきっちりと社会生活を送りながら、日常の小さな裂け目に、字余り・字足らずのごとく“アサッテの衝撃”を滑りこませる。定型を破壊し、意味を剥ぐ。 [全文を見る]

日本は「丹精」で生きのびる 瀬戸山玄

 東京からはるか遠くの静かな田舎町……。そこで物づくりに励むプロはどんな切札をもつのか。ハゲタカ・ファンドうごめく非情な市場主義経済を遠目に、生きのびるカギは型破りな得意技を土地柄にどう重ね合わすかだろう。打ち上げ花火みたいな異業種交流ならバブル期にもあった。 [全文を見る]

すっきり爽快な〈道徳〉論 梶田叡一

〈道徳〉という言葉は、どこかウットウシイ。目にしたり耳にしたりして、元気が出るわけでも粛然とするわけでもない。
 与謝野晶子に
  やは肌のあつき血汐にふれも見で
  さびしからずや道を説く君
の歌がある。 [全文を見る]

皇居をめぐる空間的想像力 五十嵐太郎

 最近、建築学科の卒業設計の講評会がイベント化し、毎年、数百点以上の作品を見る機会がある。通常の課題だと、与えられたテーマに従い、デザインを行うのだが、学生にとって卒業設計とは、自分で好きなように敷地や建物の条件などを含むテーマを決めることができる初の機会だ。 [全文を見る]

新連載
[旅情酒場をゆく]1・海のもんは山で食え|井上理津子

連載
[いにしへ東京歳事記]6・新年の迎え方|鈴木理生
[それなりに生きている]5・美人とは何だ|群ようこ
[明日への回想]18・大学の教室で|菅野昭正
[東京物体]10・滝廉太郎像|大川渉
[平成コメディアン史]5・芦屋雁之助・確かな“ドサ”の芸(4)|澤田隆治
[青春の光芒——異才・高橋貞樹の生涯]8・第二章 敗戦・疾風怒濤の時代(その二)|沖浦和光
[絶叫委員会]22・女の主体性|穂村弘
[オタク文化の現在]11・十八年目の『サルまん』|伊藤剛
[ネにもつタイプ]71・新しい習慣|岸本佐知子
[グッド・ラック]2|太田治子
[コピー機が憎い!!]7・最終回|津村記久子
[おはよう、水晶——おやすみ、水晶]19・セルフヒールド水晶|笙野頼子
[真剣外伝]21・群青(第十一回)|海道龍一朗

コラム
[「入谷コピー文庫」外伝]3|堀内恭
読者のひろば
編集室から

表紙作品 奈良美智 無題・2007 協力 小山登美夫ギャラリー
表紙・本文デザイン・カット 吉田篤弘・吉田浩美

2008

2007

2006

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