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第447号2008年6月目次

表紙裏
[NARA NOTE +1]30 奈良美智

巻頭随筆
[人間、とりあえず主義]117・現実を見る なだいなだ

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今月の立ち読みちくま

折口信夫と天竜川  中沢新一

 旅行で立ち寄った浜松駅構内の本屋で、何気なく手に取った本は、東海地方に住む登山好きのために編まれた、ハイキング・ガイドブックだった。 [全文を見る]

マッカーサーが仕掛けた時限爆弾と皇統の危機  笠原英彦

 二〇〇四年に小泉内閣が皇室典範改正の意向を表明したことで、マスコミや論壇で改正の賛否をめぐり激論が交わされたのは記憶に新しい。しかし周知のとおり、二〇〇六年の秋篠宮紀子妃のご懐妊を機に、小泉首相は皇室典範改正法案の通常国会提出を見送った。 [全文を見る]

社会のにおい  橋爪大三郎

 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』や続編がヒットするなど、昭和三十年代が人気である。東京タワーは建てかけで、白黒テレビがまだ珍しく、横丁には子どもたちが群れていた。都電、オート三輪、ブリキのおもちゃ、フラフープ。すべてがなつかしくセピア色で、郷愁をかきたてる記憶のアルバムに収まっている。 [全文を見る]

筋金入りの昭和電車少年  竹内正浩

 昨今の「鉄ちゃん」の跳梁からは想像もできないが、日本が貧しかった時代、鉄道趣味は裕福な家庭の子弟にのみ許された高尚な嗜みだった。世界中眺めても、鉄道が趣味の対象として認知されている国は、欧米先進国にほぼかぎられている。国全体が自由で裕福でないと、鉄道は趣味として成立しない。 [全文を見る]

連載
[いにしへ東京歳事記]11・木下闇の水無月|鈴木理生
[ピスタチオ]2|梨木香歩
[魚雷の眼]4・ラスキンの住むエリジアム|荻原魚雷
[平成コメディアン史]10・『パッチリ天国』のてん末|澤田隆治
[東京物体]15・伊藤左千夫牧舎兼住居跡の碑|大川渉
[それなりに生きている]10・女の偽|群ようこ
[オタク文化の現在]16・学校でマンガは学べるのか?|伊藤剛
[大島渚と日本]5・単独で歌う者|四方田犬彦
[絶叫委員会]27・理不尽の彼方|穂村弘
[明日への回想]23・夜を日に継いで|菅野昭正
[青春の光芒 | 異才・高橋貞樹の生涯]13・第三章 新しい出会いの時代(その四)|沖浦和光
[ネにもつタイプ]76・読書体験|岸本佐知子
[グッド・ラック]7|太田治子
[真剣外伝]25・群青(第十五回)|海道龍一朗
[おはよう、水晶——おやすみ、水晶]最終回|笙野頼子

コラム
[獄中の読書]2・獄中記|蜷川正大
第二十四回太宰治賞決定!
読者のひろば
編集室から

 

表紙作品 奈良美智 「名古屋嬢 1」 2008 協力 小山登美夫ギャラリー
表紙・本文デザイン・カット 吉田篤弘・吉田浩美

2008

2007

2006

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