筑摩書房 INFORMATION&TOPICS

2014年11月に刊行いたしました『高校生のための哲学・思想入門――哲学の名著セレクション』(竹田青嗣・西研 編著、現象学研究会 執筆協力)に誤りがありました。以下のように、お詫びして訂正いたします。

1)「ヘーゲル」81ページの上段より、下段(「解読」)に対応する次の文章が、脱落していました。

「§6 追加」の末尾
「意志はあるものを欲するということが、制限であり、否定である。だから特殊化とは通例、有限性と呼ばれるもののことである。」


2)「ヘーゲル」82ページの上段「§7」の末尾の、次の一段落分は、下段(「解読」)に対応する部分がないため、割愛いたします。

「自我は、否定性の否定性それ自身への関係であるかぎりにおいて、自分を規定する。自我はそのように自分への関係だから、この規定されていることにたいしてまた無関心でもある。そして自我は、この規定されたあり方を自分のもので観念的なものであると知る。つまり自我は、この規定されたあり方がたんなる可能性であって、自分はこれによってしばられておらず、自分がこの規定されたあり方のうちにいるのは、自分がそれにおいて自分を定立するからにすぎないのであると知る。」

以上

『シュルレアリスムとは何か』(ちくま学芸文庫)著者、仏文学者・美術評論家の巖谷國士さんが、講演会を開催されます。
精神世界の深みにひろがる豊かな原初の世界――懐かしく不思議なメルヘンの森をへめぐりながら、
シュルレアリスムから現代人の生き方まで、境界をこえて縦横無尽に語ります。

●日時 2015年1月10日(土)15:00~16:30(無料、申込不要)
●会場 神奈川大学横浜キャンパス 3号館3階306講堂


【ユニコムプラザさがみはら オーサーズカフェ】
人文書の「星座」とブランド・イメージ
 -「ちくま学芸文庫」の経験から-
筑摩書房・代表取締役社長 熊沢敏之 講演のご案内

●講演内容
時代を画した企画を振り返るとき、そこになにやら編集意図のようなものが浮かび上がってくることがある。小さな冒険や試行の繰り返しが積み重なって、まるで夜空に浮かぶ「星座」のような模様を描き出すからだろう。1990年代の「ちくま学芸文庫」を眺めていると、読者と編集者とが作り出すブランド・イメージのようなものが現れてくるにちがいない。

編集者出身でもある弊社社長自らが本づくりへの思いや編集秘話をお話しします。

◯事前申込み不要・無料セミナー
◯開催日時:2015年1月24日(土)14:00~15:00
◯開催場所:相模原市南区相模大野3-3-2  ボーノ相模大野サウスモール3階
            ユニコムプラザさがみはら (アクセス) 電話:042-701-4370 
◯講演者:筑摩書房・代表取締役社長 熊沢敏之
◯協賛:紀伊國屋書店・人文会

●お問い合わせ先(報道関係):人文会(春秋社・営業部 片桐幹夫)
電話:03-3255-9611
mailアドレス:m-katagiri@shunjusha.co.jp

●(お客様)問い合わせ先:ユニコムプラザさがみはら様宛にお願いいたします。
  電話:042-701-4370

12月6日(土)に、小社からパスティーシュ小説集『パスティス』を刊行された中島京子さん×短篇小説を公募中のプロジェクト「ブックショート」のトークイベントが行われました。
http://www.chikumashobo.co.jp/blog/news/entry/1074/

そのイベント報告記事を「cakes」で公開中!

【前編】 名著に“似せたもの”パスティスの嗜み方

先行作品を模倣して作る「パスティーシュ」という作風で作られた中島さんのデビュー作『FUTON』と本作を振り返りつつ、
中島さんならではのパスティーシュの手法を解き明かしていきます。

後編は12月26日(金)に公開予定。どうぞお楽しみに。


2014年12月に刊行いたしました『吉本隆明〈未収録〉講演集 1 日本的なものとはなにか』に誤りがございました。以下のように訂正し、お詫び申し上げます。


11頁2・6・8行目、12頁3行目、13頁10行目、19頁9行目、17頁3行目、32頁7行目


   『日琉同族論』 (誤) → 『日琉語族論』 (正)


以上です。