筑摩書房 INFORMATION&TOPICS

    本日(12月29日)の朝日新聞朝刊第28面「文化・文芸」欄に「本の値段 どうあるべきか」と題した記事が掲載されました。弊社の今回の「謝恩価格本セール」および「再販」についての考えを、インタビューに答える形で述べました。
    また、朝日新聞以外のメディアからも、この件について現在、取材依頼を続々と受けつつあります。時間が許す限り、取材には応じる所存です。今後もその都度、この場で開示してまいります。

平成27年12月29日
株式会社筑摩書房 代表取締役
山野浩一
 本日(12月24日)の朝日新聞朝刊第3面「本の値引き 仁義なき攻防」と題された記事につきまして、事実が曲解され、一方の側に偏っている点、誤解を招く恐れが強くあり、看過できぬと判断しましたので、以下に当社の見解を掲げさせていただきます。
 なお、朝日新聞記者には上記の点を抗議し、以下の当社の正式な見解を伝え、あらためて当社へきちんと取材をしたうえで、より正確な記事をなるべく早い段階で掲載するよう、強く要請いたしました。
 以下、当社の当該記事に対する正式な見解です。

 上から3段目の冒頭より「参加するのは筑摩書房。・・・・・・」とありますが、正確には、以下のとおりです。

1、 筑摩書房創業75周年記念企画「読者謝恩価格本セール」(本年12月から2016年3月までの期間限定)の割引販売を当社では春から予定しておりました。記事にありますように、『フローベール全集』はじめ全14セット品目(記事には8タイトルとなっていますが)を対象としております。お蔭様で約100書店様からのご参加があり、12月からセールをスタートしました。その中に、アマゾンジャパンも参加した、というのが正確な表現になります。つまり、「参加するのは筑摩書房」と記事にはありますが、そうではなく、当社の読者謝恩価格本セールに「アマゾンジャパンも参加した」というのが、事実です。

2、 上記「読者謝恩価格本セール」は、事前に業界紙などを通して全国の書店様に等しく告知し、参加を募りました。また、日本書店商業組合連合会(会長=舩坂良雄氏)からも、書店の実情に鑑みたよい企画であり、よい条件であると評価とご支援をいただいております。また、この謝恩価格本セールは今回が初めてではなく、過去(2001年、2002年、2011年)にも行なってまいりました。直近の2011年にもアマゾンジャパンには参加していただいておりますし、他の複数の書店様にも同様に参加していただいてまいりました。

3、 記事全体をざっと読みますと、筑摩書房が率先して「脱再販」に加担しているような文脈として読めてしまいますが、上記「謝恩価格本セール」は、再販売価格維持制度の弾力的運用の一つである「時限再販」の一形態です。謝恩価格本セールのほかにも2010年には『幕末 写真の時代 第2版』の時限再販も行ないました。これらはむしろ、再販を護持するための方策の一つであると理解し、小規模ながら率先して実施してまいりました。当社では、当該記事の意図するところとはむしろ、正反対の理念と意志のもとに展開するものであることを、あらためて表明させていただきます。

 以上を、まずは当社の基本的な主張および考え方として、この場で表記させていただきます。朝日新聞より、冒頭の要請に対する返答が届き次第、この場でまた、みなさまにご報告させていただきます。何卒、ご理解のほど、お願い申し上げます。

平成27年12月24日
株式会社筑摩書房 代表取締役
山野浩一


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2016年1月1日をもちまして、下記の通り改訂いたします。

旧:1回のお届けにつき何冊でも380円、ご注文の本体価格合計が5000円以上の場合は無料です。

:1回のお届けにつき何冊でも530円、ご注文の本体価格合計が2500円以上の場合は無料です。

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「津原泰水の小説講義――物語の“始まり”と“終わり”」
場所:ジュンク堂書店 池袋本店
日時:2016年01月20日(水)19:30-

津原 泰水先生の、<幽玄志怪>猿渡シリーズ完結編『猫ノ眼時計』(筑摩書房/ちくま文庫)×クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』(河出書房新社)W刊行を記念したトーク&サイン会が開催されます。

津原泰水先生の大人気シリーズ<幽玄志怪>猿渡シリーズ(『蘆屋家の崩壊』『ピカルディの薔薇』『猫ノ眼時計』)と<クロニクル・アラウンド・ザ・クロック>シリーズ(『爛漫たる爛漫』『廻旋する夏空』『読み解かれるD』)が、片や完結編(『猫ノ眼時計』)、片や完全版(『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』)として奇しくも同時期に刊行となります。

そのW刊行を記念して、トークイベントの開催が決まりました。

トークテーマは「津原泰水の小説講義――物語の“始まり”と“終わり”」。
小説の始まりはいつ訪れ、いつ終わりに辿り着くのか?
登場人物はいかにして生まれるのか?
そもそも「小説を書く」とはどういうことなのか? ……

希代の幻想小説作家によって語られる「小説作法」を、是非、この機会にご堪能くださいませ!

*トーク終了後、サイン会を開催します。サイン対象書籍はイベント該当作品(『クロニクル・アラウンド・ザ・クロック』と『猫ノ眼時計』)及び当日にジュンク堂書店池袋本店にてお買い上げいただいた著者の書籍となります。尚、為書は、イベント該当作品のみとさせていただきます。

【講師紹介】
津原 泰水●プロフィール 1964年広島市に生まれる。青山学院大学卒業。少女小説家“津原やすみ”としての活動を経て、97年に現名義で『妖都』を発表。幻想小説家として本格的に活動を始める。2006年に刊行された『ブラバン』はベストセラーに。また09年『バレエ・メカニック』、11年『11』(第2回Twitter文学賞受賞)は、各種ランキングを席巻した。14年「五色の舟」(『11』収録)がSFマガジン「オールタイム・ベストSF」2014年度国内短篇部門で1位に、また同作は近藤ようこ氏により漫画化され、津原氏は第18回文化庁メ  ディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞した。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、ジュンク堂書店池袋本店の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。

※事前のご予約が必要です。ジュンク堂書店池袋本店1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
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