14.12.25
『高校生のための哲学・思想入門――哲学の名著セレクション』お詫びと訂正
2014年11月に刊行いたしました『高校生のための哲学・思想入門――哲学の名著セレクション』(竹田青嗣・西研 編著、現象学研究会 執筆協力)に誤りがありました。以下のように、お詫びして訂正いたします。
1)「ヘーゲル」81ページの上段より、下段(「解読」)に対応する次の文章が、脱落していました。
「§6 追加」の末尾
「意志はあるものを欲するということが、制限であり、否定である。だから特殊化とは通例、有限性と呼ばれるもののことである。」
2)「ヘーゲル」82ページの上段「§7」の末尾の、次の一段落分は、下段(「解読」)に対応する部分がないため、割愛いたします。
「自我は、否定性の否定性それ自身への関係であるかぎりにおいて、自分を規定する。自我はそのように自分への関係だから、この規定されていることにたいしてまた無関心でもある。そして自我は、この規定されたあり方を自分のもので観念的なものであると知る。つまり自我は、この規定されたあり方がたんなる可能性であって、自分はこれによってしばられておらず、自分がこの規定されたあり方のうちにいるのは、自分がそれにおいて自分を定立するからにすぎないのであると知る。」
以上